女性は家庭の中にどんな役割を演じていますか?

女性の天性

女性は生まれながらにして、人の心を和ませる大きな力を天から授かっております。妻であり母親でもある女性の本当に大切な役割は、家庭を整えることであり、それが家族の幸せの早道かも知れません。天職をもってご主人や子供の心を一つにまとめ、家庭の憩いの場をつくり上げることは、その意味で女性は天性の《和みクリエィター》であると私は思うのです。

こんなことを言うと、ジェンダーフリーのグループや若い世代の女性たちから「時代錯誤もはなはだしい。今は男女同権の世の中。家庭を整える役割は、何も妻だけに限りません。夫にだってその義務はあります」と、非難されるでしょう。若い女性たちは、ジェンダーフリーの間違った思想ほどではないと思いますが、男女同権を振りかざす人たちのことを考えたときに、名脇役として名を馳せた今は亡き沢村貞子さんが、エッセーにこんな意味のことを書いていたのを思い出します。

「夫婦茶碗には、なぜ大きいのと小さいのがあるのだろう。不思議に思い、ある日、夫の茶碗にご飯をよそおって食べてみた。しかし、女の私には量が多すぎて食べられなかった」そして沢村さんは、こう結論づけています。

女性は家庭にあっての役割

「男女は同権でなければならないが、決して『同量』ではない」私が強調したいのは、和みクリエイターという役柄は女性にしかできないということです。なぜなら男というのは本質的に闘争を好む生き物であり、安寧や平和を創造する能力に欠けるからです。家庭にあっては女性とは決定的に役割が異なるのです。沢村さんに倣って言えば「同役」ではないということです。

ところが残念なことにジェンダーフリーの影響なのか、急速な勢いで主婦をふくむ女性の活発な社会進出や社会参加にはずみがつき、和みクリエイターが家庭から姿を消しているように私は思えてならないのです。働く女性の多くは企業戦士として、仕事や人間関係に疲れ果て、また結婚の晩婚化についても少なからず影響を与えているでしょう。そのために家庭を整える余力を失ってしまったのかも知れません。

一方、子供を持つ専業主婦の方は、わが子をバスに乘り遅れさせてはならじと、教育ママの旗を懸命に振るために心に余裕がなく、ここでもまた、和みクリエイターの姿を見つけることは難しそうです。和みクリエイターの不在という事態をもたらしたのは、社会的要因もその一つでしょう。そのために精神的、肉体的にも女性に不健康を与えているのでしょうか。

子供たちは、心のなかで悲鳴をあげながら非行やいじめに走り、一方では社会的問題になっている引きこもりが増え、体をいじめるように偏食や過食、拒食を繰り返しています。 家族のために一歩外に出た企業戦士の夫たちは、家庭の中に自分の居場所を見つけ出すことができず、安らぎを求めて夜の街を徘徊しております。天職を忘れた当の女性たちもま た、自らが引き起こした事態にもがき苦しみ、青い鳥という名の癒しを探し求めています。

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